今朝、NHKのニュースで、映画「犬と猫と人間と」のことを知りました。。
もう、ご存知の方もいるかもしれませんね。
大分では上映されるかな。ぜひ観たいと思います。
今朝、NHKのニュースで、映画「犬と猫と人間と」のことを知りました。。
もう、ご存知の方もいるかもしれませんね。
大分では上映されるかな。ぜひ観たいと思います。
猫が登場する小説や随筆を紹介する記事で、必ずと言っていい程、登場し、
いつかは読みたいと思っていたのが、大佛次郎の「猫のいる日々」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「猫のいる日々」
大 佛 次 郎 (おさらぎ じろう) 著
(ノートPCのモニターの写真は
鎌倉の大佛茶廊のHPです。)
徳間文庫
ISBN 978-4-19-890214-8
初刷 : 1994/11/15
(購入した本は第8刷)
判 型 : 文庫判ソフト
「猫のいる日々」は大佛次郎の没後、新聞や文芸雑誌に掲載された小文を集めて
刊行されたものです。文庫化にあたり、再編集、増補されています。
読み始めてから、すぐに、この本のことを書きたいなあと思ったものでした。
いざ、読みえ終えて、どこをポイントに書こうか・・・とブログを開きますが、
進みません。
鎌倉の大仏近くに住んでいたので「大佛」というペンネームが生まれた。
右側の写真は、長谷観音(長谷寺)からの眺望です。
大佛次郎の住んでいた所から北鎌倉は遠いが、円覚寺で見かけたこの猫も、
もしかすると、ご先祖は、彼に可愛がられた猫達と縁があるやも知れない。
右は、江ノ電先頭車両からの車窓。 (いずれも2006年7月の写真)
「大佛次郎」で検索すれば、どんな作品を書いたか、いかに猫好きだったか、
すぐに知ることが出来るでしょう。
本好き、猫好きの人のHPやブログでも、かなりの書評や紹介記事があります。
色々と語りつくされているのです。
そんな中で、私が書けることって何だろうと思うと、少し引いてしまいます。
言えることは、読んでいる時、とても至福の時間を過ごすことができたことでしょうか。
読み終えるのが、寂しくなるようでした。この本の存在を記すだけでも満足です。
この本には、大正12年から、彼の亡くなる前年の昭和47年までに書かれた小文と
童話・短編小説が収められています。
歌舞伎のことや、その当時の時代背景や町の暮らしなども興味深く読みました。
09:45 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ | コメント (14)
神奈川県の葉崎市、葉崎半島の先に浮かぶ島。それが猫島です。
この島は、猫好きなら一度は行ってみたい所です。
正式名称は砂渡島。
引き潮には干潟ができて、対岸の猫島海岸から歩いて渡れます。
30人程の島民と100匹以上の猫がのんきに(時に騒々しく)暮らす猫島。
猫島神社(境内には狛犬ならぬ狛猫があったりする)を中心に、
〈猫の満腹〉・〈猫のため息〉などと名の付く入り江があったり、
民宿〈猫島ハウス〉や、〈モカ猫コーヒー店〉、〈The Cats & The Books〉など
魅力的な店もあり、何よりも、そこかしこに猫たちが闊歩している。
どうです?
猫の島へ、猫の島へ、行ってみたいと思いませんか?Woo woo woo~~
と言っても、架空の市、架空の半島、架空の島なのですけどね~
ところで、可笑しかったのは、猫島が何故、有名観光地となったかというエピソード。
元々は、開発の目論みも外れ、人も猫も穏やかに暮らしていたのですが、
数年前に、野良猫の写真で有名なカメラマンが、この島の 写真を紹介。
マスコミも取り上げ、猫の楽園として、人々が押し寄せるようになったという設定。
ありそうなお話ですね(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
若 竹 七 海 著
光文社文庫
ISBN 978-4-334-74584-4
発売日 : 2009/5/12
判 型 : 文庫判ソフト
さて、本書では、猫島ハウスだけでなく、
猫島全体がてんてこ舞い。
その発端は奇妙な2つの事件でした。
一見、無関係の事件が結びつき、
そして、その内に、謎の死体も発見され、
大騒動となってしまいます。
唯一の書き入れ時の夏に、これは由々しき問題。 おまけに まで接近。
事件の担当は、猫アレルギーの警部補(捜査中はガスマスクをつけて対策)。
面倒ごとには関わりたくない派出所警官や、野次馬な島民たちとともに、
ポリス猫DCを初めとする島の猫たちがもたらすのは、解決か、混乱か。
登場猫たちも人物も、それぞれに魅力的だし、クスッと笑わせてくれる文章。
とても楽しい推理小説でした。(本当に、この島で過ごしてみたい )
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
本書とは全く関係の無い、我が家の謎解き 、その一。
窓際に置いているキャリー。日々、霄が独占的に寝ておりますが…
スリットに、カーテンレールに掛けていたエプロンの裾が入り込んだ理由は
う~む、これは、きっと、きっと・・・・ ほら、やっぱりね(笑)
我が家の謎解き 、その二。
何故に、朝方、足が寒くて、目が覚めてしまったのか~
そうか、原因は、ちび平か。布団の重石状態であったわけですね~。
08:40 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ | コメント (16)
日々読んでいるのはミステリであると、前にも書いた気がしますが、
時折、気分転換に違うジャンルの本も読みたくなります。
先月、何か面白そうな本はないかと、文庫の新刊コーナーで物色中に
「天ぷらにソースをかけますか?」というタイトルに惹きつけられました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
野 瀬 泰 申 著
新潮社 (2008/12/20)
ISBN-10: 4101366519
ISBN-13: 978-4101366517
発売日: 2008/12/20
文庫版 405ページ
※「全日本〔食の方言〕地図」
(’03年 日本経済新聞社)文庫化に伴い、加筆、改稿をしているそうです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
皆さんのブログやHP、また、このブログでも食材や料理の話題が上ることがあります。
そんなときに、「知ってる!」「食べている!」というコメントもあれば、
「知らなかった!」「呼び方が違う!?」という反応もありで、面白いです。
全国津々浦々で食べていると思い込んでいた料理が、
実は全国区ではなかったということもしばしば(笑)
著者の野瀬さんは、このことを「食の方言」として興味を持ち、
ネットを通じて、料理や食材について質問し、答えてもらう形でデータをまとめ、
「全日本〔食の方言〕地図」という本をまとめたそうです。
それを文庫化したものが、この「天ぷらにソースをかけますか?」です。
とても面白いので、読み終わったら、是非紹介したいと思いましたが、
ジェミーさん(猫又城)のお汁粉ネタで「oh!」と驚いたあとに、
ちょうど読んだのが、「ぜんざい VS お汁粉」の章だったので、たまらずアップ
ジェミーさんが「汁粉」で紹介されていたものは、私にとっては「ぜんざい」(笑)
皆さんは、どうなんでしょうね?ぜんざい派?それとも、お汁粉派?・・・ということで、
「食べ物 新日本奇行」(NIKKEI NET)で「ぜんざいVSお汁粉」をご覧になりたい方は
こちらで → 「ぜんざい」と「お汁粉」の呼び方どっちが優勢?
(この地図で、いろいろな地域をクリックしてみるのも興味深いです )
尚、野瀬さんは、この本のデータ収集以降もデータを続々集め「食の方言」発信中。
面白いですよ → 「食べ物 新日本奇行」(NIKKEI NET)
(↑のページ右上に『食べ物日本地図へ』というのがありますので、是非クリック!
いろいろな食べ物のデータの境界線に出くわし、「ほほう~!」と思うでしょう。)
07:41 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽, 食べる | 個別ページ | コメント (22)
1月24日、31日と、1週間の内に映画2本を観賞。
サイドにリンクバナーがあるから、何を観たかはバレバレですかね(笑)
ハイ、その2本とは、「MAMMA MIA!(マンマ・ミーア!)」と、
「Rolling Stones - Shine a Light(ローリング・ストーンズ-シャイン・ア・ライト)」
全く性格の違う映画ですが、この2本は「音楽」が共通項。
映画に音楽は欠かせない要素ですが、これは「音楽が映画になった」でしょう。
昔から、「どんな音楽が好き?」と言う質問には、答えを窮していました。
聴いてきたものが雑多というか、雰囲気で選んでいたというか。
だから、ローリング・ストーンズも聴けば、アバも聴く…というチャンポン派です(^^ゞ
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
「シャイン・ア・ライト」は、ストーンズのライブの現場に、まさにいる雰囲気です。
トップの曲「Jumpin’ Jack Flash」で、いきなりノックアウト状態
ブルースマンのバディ・ガイが登場したときは、思わず「Oh~」と声が出てしまった。
(密かに拍手ものです)
ミック・ジャガーの「As Tears Go By」という曲は初めて聴きました。
歌詞の内容も分からないのに、何故か、ほろり涙の調べでした。
スコセッシ監督が映画の中で狂言回し的存在で登場。しかも、どちらかというと道化役。
それだけ、ストーンズのサウンドを、メンバーを愛しているのでしょう。
キース・リチャーズがギターを持たずに 若干はにかみながらの(と私には見えた)
「You Got The Silver」はいい味を出していた。ロン・ウッドのアシストが最高!
で、その次もキースがヴォーカルの「Connection」。渋い!
実は、この「Connection」の演奏に、インサート映像が入り、少し残念だった。
この点だけは、マーティン・スコセッシ監督にクレームありです(笑)
(インサートされていたインタビューそのものは、すごく楽しかったけど…)
※曲名に私の勘違いがあり、↑を少し書き換えました。鯉三さん、ありがとう~
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
対する「マンマ・ミーア」
大ヒットした同名のミュージカルを映画化したというのは、後から知りました。
テレビの予告編が、あまりにも楽しげで元気いっぱいだったし、アバの曲も懐かしく、
そして、主役がメリル・ストリープと来れば、これは「行くっきゃない!」だったのです。
メリル・ストリープやピアーズ・ブロスナン達が、画面の中で、歌い、踊る。
その楽しさがグングン伝わって、ちょっぴり泣いて、大いに笑う。とても楽しい映画!
これがアメリカの映画館だったら、館内は大合唱なのでしょうか。
ここ、九州の、地方都市の大分では、身体を揺らし、無音のステップを踏み、
自分にしか聞こえない声で口ずさみ…のシャイな観客達(私も含めて)です。
映画の中に登場するギリシャの風景はとても美しく開放的。
中でも、聖イオニアス教会は、とても印象的でした。
2本とも、観終わったあとは満足感に包まれた気がします。
そして、もう一つの共通項がありました。
それは、どちらも元気をくれる映画だと言うことでした。
【追記】
どちらも、エンドロールが始まっても、席を立っては駄目~~
ローリング・ストーンズの映画は、タイトルの「シャイン・ア・ライト」がそこから始まる。
「マンマ・ミーア!」にいたっては主役・準主役達が、アバ顔負けの衣装で登場(笑)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
「マンマ・ミーア!」は母と娘の物語です。
我が家の母と息子は・・・・、
今日は仲がいいようね。いい雰囲気。でも、数分後は分かりません(笑)
13:34 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ | コメント (12)
その本は、数か月に1冊の割合で出版されます。
もう、そろそろ出る頃かなと先日探したら、出てましたよ、7巻目!
「そんな気がしたんだよね~」と予感的中の嬉しさもあり(*^^)v
さて、その本とは、風野真知雄さんの短編集「大江戸定年組」です。
初めて目にしたのは1年ほど前。確か、シリーズの3作目だったと思います。
未知の作家の作品の場合、帯のキャッチやカバーの短い作品紹介、
表紙の絵などが決め手になることが多く、この時もそうでした。
それに、"定年"という言葉も気持ちのどこかに引っかかったのかも。
シリーズ物だし、第1巻「初秋の剣」から読み始めることにしたのでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大江戸定年組シリーズ
(二見時代小説文庫)
初秋の剣
菩薩の船
起死の矢
下郎の月
金狐の首
善鬼の面
神奥の山
舞台は、江戸。
定町回り同心の藤村慎三郎、三千五百国の旗本の夏木権之助、
そして、小間物屋の七福仁左衛門、何の接点もなさそうな3人ですが、
実は、10代の頃に通った大川(墨田川)の水練の仲間だったのです。
しかし、生活の基盤そのものが異なるため、すっかり疎遠になっていたところ、
ある水練仲間の死をきっかけに久方ぶりに顔を合わせることになります。
幼馴染ともいえる間柄には、過ぎた日々の埋め草は必要ないようです。
それに、各々が息子に家督を譲り、何やら複雑な思いの共感もあって、
また昔のようにつるもうではないか…。
日常から少し離れたい気持もあって、3人だけの隠居所を探し、
いくつか事件を解決したこともあり、
自分たちでできる範囲の「よろず相談」を引き受けるようになります。
それぞれの持ち味を生かして隠居3人組が大活躍、人情にほろり。
それが「大江戸定年組」シリーズです。
難事件、珍事件を柱に、3人の人柄、それを取り巻く人々に魅力を感じ、
また、江戸ならではの世界にも引き込まれてグングンと読んでしまいます。
各巻とも、引き受けた「よろず相談」の短い話が、5話ずつ収録されています。
事件の合間に・・・・というよりは、
こまごました留守番や猫探しなどの依頼の合間に事件があると見るべきか(笑)
それぞれの話は短編で完結しますが、
大きな流れは時間とともに順を追うので、やはり1巻から読みたいところです。
文庫書き下ろしということもあってか、「え、そこで終わるの?」という塩梅で、
その先が気になって、次の本を、再び何か月か待つというシリーズとなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで、隠居所を「初秋亭」と名付けます。
ある商人が建てた仕舞屋を借り受けたわけですが、
建物自体が凝った造りで面白く、ロケーションもとても魅力に溢れています。
ああ、こういうアジトが私も欲しいと思うほどなのです。
しかも、この家屋には、猫ドアがあるのだ~
藤村慎三郎が、襖や壁にある穴を何の穴かと不思議に思っていた矢先、
野良猫が自由に出入りする光景を見て、
「猫の出入り口であったか」と合点する。まさに猫ドアなんですね~
今のところ、この猫穴や出入りする野良猫が話題になることはないので、
いつか、この穴が絡むエピソードでも書いてもらいたいものです。
もし、そうなったら小躍りしてしまうでしょう。リクエストしようかしらね(笑)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
3人という組み合わせに、なぜか安心感も覚えます。
私の場合がまさにそうなのです。
高校からの親友3人組しかり(↓左)、東京時代の親友3人組しかり(↓右)。
(左:H19年3月・九重町宝泉寺温泉にて) (右:H19年10月・那覇空港にて)
些細ではあるけれども、何か気持ちのすれ違うことがあっても、
その内の一人が何となく緩衝材の役目を担うことがあります。
その一人が自分のこともあれば、ほかの二人のいずれかの時もある。
めぐり合わせで、なんとなくそうなる。
勿論、人柄が好き、気が合うからと付き合いが続いているわけですが、
「3人」という組み合わせも、多少は長続きの由縁かなと思うのです。
で、その「3」という数字。
空、霄、ちび平達には、効力があるのか、ないのか…?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いつものように長い文になってしまいましたが、もう少しお付き合いを m(__)m
全シリーズにまたがった、大変気がかりで、どうなるのだろうと思っていた事件が
7巻「神奥の山」では、ある意味、解決を見ます。
ここで終わっても(不満は残るだろうけれども)、不思議ではない気がします。
いやいや、主人公3人の各々の奥方が色々な悩みを経て共同で商売を創め、
7巻の終わりには、ついに工房を持つまでに。(しかも、隠居所の目と鼻の先)
まだまだ、これから紆余曲折を願い(笑)、 登場の話を夢見て
次を待つことにしましょう。
ちなみに夫たちの隠居所は「初秋亭」、対して、妻たちの工房は「早春工房」(笑)
07:17 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ | コメント (6)
「グーグーだって猫である 1」 (角川文庫 お 25-1) (文庫)
■ 文庫: 126ページ
■ 出版社: 角川グループパブリッシング
■ ISBN-10: 4044348022
■ ISBN-13: 978-4044348021
■ 発売日: 2008/6/25
「グーグーだって猫である 2」 (角川文庫 お 25-2) (文庫)
■ 文庫: 124ページ
■ 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/7/25)
■ ISBN-10: 4044348030
■ ISBN-13: 978-4044348038
■ 発売日: 2008/7/25
十数年間、一緒に暮らした猫「サバ」を病気で失った大島弓子さん。
ただただ癒されたいがために通っていたペットショップで、
ある時、アメリカンショートヘアーの子猫に出会います。
あまりにも幼く、あまりにも元気がない様子に、連れ帰ることになります。
そして、その子猫は「グーグー」と名付けられました。
この漫画エッセイは、それからの日々を書き(描き?)綴った本です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
グーグーが大島家に来た当初、
つい、「サバ!」と先代猫の名前で呼び、自己嫌悪する場面がありました。
「空は空。決して、宙の代わりじゃないよ!」と言っていた頃を思い出しました。
大島さんが癌治療で入院・手術という事態に、万一を考え遺言を作る場面では、
今、私がそのような状況になったら…と考えてしまうこともありました。
本の中で、闘病生活の様子は実にさらりと書かれています。
でも、実際はそんな生易しいものではなかったでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな辛い話も含まれているものの、全体的にほのぼのとして、
そこかしこに、ユーモアもちりばめられています。
グーグーは可愛いし、その後に増えた仔たちも興味深いです。
1巻では、ビー、2巻では、クロ、タマが、大島さんとグーグーの家族になりました。
あっという間に読んでしまったという感じです。(本の薄さのせいもあるかな)
単行本では既に4巻まで出ていますが、
文庫本派としては、いずれ、そのサイズで出るまで待ちましょう。
(実は、ここまで書いた後に前記事のジレンマに陥ったのですけどね)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ブログ記事を書いているとき、一気に書くこともありますが、
煮詰まったりすると、一時保存して、ちょっとよそへ遊びに行くことがあります。
そんな折、takaさんの猫屋敷で「ねねちゃんのワクチン」の動画を見ていたら、
その啼き声に、布団にもぐりこんでいた空たちが一斉に飛び出しました。
あらぬ方向を見てますわ。あら、耳はこちらを向いていますね。
「お~い、声の主は、このパソコンの中だよ~。」
「うん?こっちにゃか?」 と空が振り向きました(笑)
10:36 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ | コメント (14)
大島弓子さんの漫画エッセイ「グーグーだって猫である」の1・2巻を読みました。
雑誌に連載され、数年前に単行本が出ていたようですが、
私が目にしたのは、文庫版が初めて。
かって読んだのは「綿の国星」と「ミモザ館でつかまえて」。
ふわっとしていて、繊細で。
大島ワールドとでも言いたくなる、その独特の雰囲気が好きでした。
記事にするからには、3・4巻の内容も少しは知っておこうと、軽い気持ちで
Amazonを開き、紹介記事を読んだのですが・・・。
少々戸惑ってしまいました。
ブックレビューを読んでみたのです。
レビューを書いた人たちは、大島弓子のファンであり、
その大半が猫好きという印象を受けました。
それはそれで、何の変哲もないことだと思います。
驚いたのは、一部のブックレビューの内容でした。
3・4巻は共感しつつも、大島さんの猫たちへのスタンスに違和感を覚え
切ない気持ちになるかも知れない。
そんな思いが、ちらりとよぎるコメントがあったからでした。
う~ん。
ともあれ、読んでもいない3・4巻のことで、モヤモヤしても仕方ないしね。
「グーグーだって猫である」1・2巻は愉しむことができたのですから、
紹介記事はアップしようと思います。
それに、この本が気に入った一番の理由は、
グーグーのイラストが空に似ている気がするからかも。
グーグーは、口がいつも「への字」に描かれているのです(笑)
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
ミモザの写真は、
今年の3月に撮ったものです。
ミモザは本来、オジギソウのこと。
でも、今では
フサアカシアやギンヨウアカシアを
ミモザと呼んでいます。
この花が満開になると
優しい黄色の光に包まれます。
10:35 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ
猫まんがのブログ 「くるねこ大和」 と、そこから生まれた本の「くるねこ」のことは、
三日月星子さんの「極楽猫浄土」の1月の記事で知りました。
同じ頃、にゃーにゃさんの「仲良しね~こ」のDiaryでも紹介されていました。
それまでは話題になっていることさえ知らなかったのです。
その後、しばらくして購入(書店のどの辺に置いているか探せなかった(^^ゞ)。
笑ったり、ほろりとしたり。
猫たちは性格も色々だから、へぇー、こんなこともあるんだと思ったり、
そうそう、そうなのよねぇと納得したりで、また出版されるかなと思っていた。
(あ、上の写真は「くるねこ」の本とは、まったく関係ありやせんぜ・・・(^^ゞ)
その「くるねこ」の第2弾が6月に出版されていたらしい。
書店ではミステリー中心で探すから、気付かずにいたのですが、
先日、何かの拍子に見つけ、さっそく購入。
前回以上にほろりとする部分がありました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
くるねこ大和 著
ISBN 978-4-7577-4311-3
定価 1,050円(税込)
発行日 2008年6月20日
判型 A5判
発行所 (株)エンターブレイン
くるねこ愚連隊のどの仔が好きかって?
う~ん、難しいなぁ。(誰も聞いていないって ^m^ )
強いて言えば、ぼんちゃんかな。「あそびやしょう」って言ってもらいたいです(笑)。
そして、本の中に何度も登場するお気に入りのシーンがあります。
それは、ポ子ちゃんの 『 しっぽ、ばん 』 と、
ポ子ちゃんとトメちゃんの 『 ひそひそ、ひそひそ 』
複数の猫たちがいると、常に平等に対峙するということが難しかったりします。
そういう時は、かまってあげられなかった方から、
なんとなく、「贔屓して…」と恨めしい顔をされているような気になります。
こちらの「すまない」と思う気持ちのなせる業かもしれません。
ポ子ちゃんとトメちゃんの『 ひそひそ、ひそひそ 』の場面は、
そんな人間側の心の在り様をうまく描いているなぁと感心している次第です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで、「くるねこ」の第1弾の方で「お姉さん」というタイトルがありました。
これを見ると、霄とちび平もこんな脳内イメージなのかしらと思ったものです。
くるねこ大和さんのブログにもありますので↓にリンクしてみました。
「お姉さん」 ( ← くるねこ大和のブログより)
07:11 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ | コメント (21)
にむらじゅんこ 著/ ハミル・アキ 画
ISBN :978-4-384-02548-4 C2085
定価 :1,470円(税込)
発行日:2000年10月30日
判型 :B6変型判/並製(144頁)
発行所:三修社
にむらじゅんこ 著/ ハミル・アキ 画
ISBN :978-4-384-02831-7 C2087
定価 :1,470円(税込)
発行日:2002年7月20日
版型 :B6変型判/並製(136頁)
発行所:三修社
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フランス語やイタリア語ができるといいなぁとは思う。
それよりも、英語で会話ができるようになる方が先かなぁ。
…なんてことを、あれやこれやと考えていたわけではなく、
実に単純な理由で、フランス語会話とイタリア語会話の本を買ってしまった。
「猫と一緒に暮らすフレーズ」という言葉に一発で惑わされたのであります(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(=^・^=)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
意味: 「違うよ、まだ、ご飯の時間じゃないよ!」 (特にちび平には言いたい)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(=^・^=)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
意味: 「草も欲しいの?」 (そう、時々、草を食べたくなるんだよね)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(=^・^=)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
意味: 「いい夢を見てね」 (どんな夢を見るんだろうね)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(=^・^=)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フランス語もイタリア語も発音が難しそう。ちょっと覚えられそうもないです(笑)
でも、これだけは覚えておこうかな。 ↓
意味: 「なんて可愛いの!」 (性別によって言葉が変わるので戸惑います)
↑ 幼かりし日の4兄妹の写真です。左の写真は、寅ちゃん(左)と里羽ちゃんです。
右の写真は、源ちゃんとちび平なのですが、どっちがどっちかわかりません(^^ゞ
08:13 カテゴリー: My lovable guys, 本・映画・音楽 | 個別ページ | コメント (26)
最近のコメント