大吊橋の見物の後、飯田高原に久々に足を向けると、数日前の寒気団がもたらした雪が残っていて、何やら得した気分です。
その飯田高原の一角に「九州芸術の杜」がありました。
俳優の榎木孝明さんの水彩画などを展示している「榎木孝明美術館」と、
農作業中の事故で両手義手となり詩画作家の道を歩んだ大野勝彦さんの詩画を展示する「風の丘飯田高原大野勝彦美術館」があります。
榎木孝明さんの水彩画はとても明るい色彩にあふれています。
風景画には、最後に飛んでいる鳥を描き入れると聞き、あらためて見ると
確かにどの絵にもありました。彼の精神の表れでしょうか?
5月頃に飯田高原で榎木孝明さん参加のスケッチ大会があるそうです。
大野勝彦さんの詩画を見たのは初めてです。
友人から「シャツの詩を読んだ?」と聞かれ、その額の前に立ちました。
腕を失い、シャツの袖が長いので鋏で切ってもらう情景です。
切ってもらう最中に鋏が濡れているので不思議に思ったら、
それはお母さんの涙だったという内容です。胸に迫る詩でした。
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〔おまけ画像〕
左は榎木孝明さんの絵のカード。(つい、猫を選んでしまいますね)
右は旅館で買った猫です。小さい方の猫は、桜で染めた桜色の猫。
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