プライスコレクション「若冲と江戸絵画」#3
どうしても、好きな動物や草木の絵に目が行ってしまうようです。
とりわけ、愛してやまないネコ科動物と猛禽類の絵の前では、
ほかの絵を見るよりは自然と力も入ります。
若冲の「鷲図」、「松に鷹図」 、曾我二直庵の「松鷹図屏風」の前では
しばし佇み、鷲、鷹の鋭い視線にドキリ。孤高の気高さが伝わってきます。
いずれも墨画。筆が紙(または絹)に踊り、その筆が再び空中に舞うまで、
描き手は息をしているのだろうか・・・。
このブログは猫つながりでおいでになる方がほとんどですから、
虎図の紹介は外せません。私もスキップできません。
若冲の「猛虎図」 、長沢芦雪の「猛虎図」 。
猛々しさよりユーモアを感じます。大きな肉球ですね。
(絵の中の虎の仕草に、うちの猫たちは今頃何をしているかなぁなどと
気になったりして…失礼!横道に外れました。)
「虎図屏風」これは作者が不明のようです。
目の部分が傷んでいます。
この虎が描かれた当時は魂が吸い込まれそうな碧眼であったろうと思う。
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