この糸トンボは、ヤゴから羽化したばかりかもしれません。
初めは、その糸トンボの下に、他のトンボの死骸があると思ったのですが、
睡蓮の花の萼についているのは、ヤゴの抜け殻のようです。
温室の扉が、人の出入りで何度も何度も開いてしまう。
決して、そこから出ちゃ駄目だよ。さっき、迷い出てしまった仲間がいるよ。
外は寒い寒い冬だからね。
(撮影 2009年12月19日)
昨年のことになるが、友人と立ち寄った別府の海地獄にある温室では、
外の寒さを忘れさせる暖かさ。
睡蓮の花が、今を盛りと咲いている。
驚いたのは、糸トンボが羽化し飛び回っていたことです。
さすがに飛んでいる姿は難しく、睡蓮の花の上で休憩中の糸トンボを撮る。
種類は分からないが、赤い色の糸トンボ。
外は雪も降ったと言うのに、不思議な気分。
少しクローズアップしてみました。
睡蓮の花の色とコーディネートしているようです。
葛の花がどんな花か分かってからは、見渡せば、
あら、あら、いっぱい咲いていた。
と言うより、至る所で、
葉で武装した葛の蔓が、電柱や電線、斜面の木々に絡みつき
終には世の中を覆い隠すのが、目的なのではないかという気までしてくる。
花は、その勝利の証かも。
そろそろ、その花の季節も終わり、実をつけ始めていた。
まるで、枝豆を細長くしたような形。
空の下
木の葉と光が
紡ぎだす
ナチュラル仕立ての
レースを編もう
こんな模様を創りだしたのは、どういう虫でしょう。
巧みなカッティングワークです。
デザインを勉強中?
「もう、極めています」と答えるかもしれないよ。
エレガントに花々の間を飛び回り、
ふわっとランディング。
そして、おもむろにお食事だ。
狭い路地を横断して、クモの巣がかかっていたから、写真を撮ってみたけれど・・・
失敗、失敗。クモの巣が全く写っていません。
なんだか、電線を渡っているような写真になってしまいました。
辛うじて、1本の電線にブラ~ンとしているように見えるのは、
大きい方のクモの抜け殻だろうね。
墓地のそばの
日陰の道に
彼岸花
白く、冷たく
燃えるよう
桜並木を少し外れた、半日陰に咲いていた彼岸花。
ハッとするほどの白さでした。
彼岸花は、墓地のそばが似合いすぎるほど・・・。
近くで見ると、ヒガンバナはユリに似ているが、ユリ科ではない。
れっきとしたヒガンバナ科というのがあるのだね。
しかし、近縁らしく、似ていて不思議ではないようだ。
『ヒガンバナ科は、75種約1000種もの植物が分類される大家族です』((社)農林水産技術情報協会のHPからの引用)
この花が、秋の七草のひとつ、葛の花なんだって。知らなかった。
ハワイで見かけた花よ!と紹介でもされたら、きっと信じるでしょう。
調べてみたら、葛はアジア原産と書かれている。
このときの、アジアって、どこを示すのだろう。
廣久葛本舗の葛切りが食べたくなった。
でも、以前、秋月で見た大きな寒根葛の根と、この花がどうにも結びつかない。
車を止め、身支度をしていると、ドアにトンボが止まる。
秋の阿蘇、爽やかな1日を過ごすことができそうです。
(9月5日、阿蘇 下荻の草にて)
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