季節の変わり目は、天気もなかなか安定しないのは承知していますが、
とにかく、この2月末~3月末、週末になると天気がぐずつき気味でした。
おかげで、その天気に振り回されて、私も参加予定の野焼きが都合7回も延期。
結局、参加できたのは、夜峰山(よみねさん)、日の尾牧野の2か所のみでした。
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3月29日、南阿蘇の夜峰山の野焼き。
広大で急斜面。地元の消防団も参加します。本焼きの前に輪地(防火帯)から火入れ。
夜峰は数年前に野焼きが再開された場所で、クマザサが多いせいか、煙が凄い。
ここの野焼きは、昨年に引き続き2回目。斜面を下るばかりなので足も疲れます。
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4月12日、日の尾牧野の野焼き。昨年、10数年ぶりに野焼きが復活した牧野です。
かなりの急斜面を登り、担当場所に到着。もう、息も絶え絶えという感じ。
それでも、風景を撮ったり、山桜の前で記念写真などという余裕もあったのです。
ところが、初めは順調だっものの、途中、風の向きが絶えず変わり、
防火帯であるはずの輪地に火が燃え移りはじめた。
その内に、舐めるように輪地を焼いた火は、ついに、近くの林に入ってしまった。
延焼という事態です。
野焼きに参加して、初めて「ボランティアはその場から離れなさい」という指示を受ける。
最終的に関係者が消防の出動を要請。
地元消防団、阿蘇広域消防本部、そして、防災ヘリまで出動。
消化活動が始まりました。(防災ヘリは宮崎県から飛んできました。)
自分たちの目の前の場所だけが延焼していると私は思い込んでいたのですが、
登ってきた消防の人から、実は反対側の方が延焼規模が大きいことを聞きました。
皆に怪我もなく安堵しましたが、山野での火の恐ろしさを身近で感じた1日でした。
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そんなこんなの野焼きのシーズンも終わり、先週の土曜日、ある牧野で親睦会。
やはり、メインは、肥後牛のバーベキュー。
秋には、防火帯である輪地の草苅りがあります。今回の輪地への飛び火を見て、
安全な野焼きにするには、この輪地つくりこそ重要なのだと思いました。
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夜峰山
日の尾牧野付近
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