猫たちの「したい」と自分の「したい」とに抗しきれず、リードをつけての散歩。
そして、空も霄もちび平も、「怖い」と「好奇心」の狭間で散歩を楽しむ。
そんな姿を見る時間も、また、楽しいものです。しかし・・・・・
事件は、ちび平、霄の散歩を終えて、ラストの空の散歩のときに起こりました。
霄とちび平がニャーニャー言って2階から見下ろしていました。
↓ きっと、こんな感じで見ていたのでしょう。(写真は霄)
お気楽に、「霄ちゃ~ん、ちびちゃ~ん!」などと呼んでいたら、
我慢できなくなったちび平がラティスにジャンプ。
囲いの上にはネットを張っています。
でも、次の瞬間、そのネットから、ちび平の頭が出た。「えっ!?」
「ちびちゃん、駄目~!」と何度も叫び、空を抱えて家に飛び込み2階へ。
ネットがあるために完全に雨よけに登っていなかった。
(ここからの再現映像は、猫のぬいぐるみを使用しています)
思わず前足をつかみ、首輪に指を絡めました。
落ち着いて、落ち着いて…自分に言い聞かせます。
ちび平の前足を変に引っ張ると怪我をさせる。
かと言って、この手を離したら、もし、もし、落ちたら、それ以上の怪我になる。
ちび平も必死。体勢的に怖いのでしょう。
初めてかもしれない“怒った声”を出しますが、そんなことに構っていられません。
数分後、何とか内側に下ろすことができたときは、腰が抜けたようになりました。
原因はわかっているのです。ちび平が悪いのではない。
西側はネットを狭い間隔で止めています。
ところが、東側は以前から使っていた目隠しネット(↑写真の青い部分)も再利用し、保護ネットに重ねていたので、その部分は止め具がない状態だったのです。
しかも、保護ネットの下もきちんと処理していなかった。
いつかは、やり直さないといけないと思いながら、今まで、よじ登っても頭がネットに触れた時点であきらめていたから、いつの間にか忘れていたのです。
↓ 下から見ると、こんな感じ。今、思い出しても冷や汗が出る。
目隠しネットを取り外して、保護ネットに止め具を狭い間隔でつけ足した。
一度覚えてしまうと、同じことをするのね。
頭だけでなく、足も入り込めないようにしたつもりでも、少々ドキリとしてしまった。
今までも、色々と失敗してきました。
過ぎてしまえば笑い話・・・なんて思っていたことも多い。
でも、今回のことも、今までのことも単に運がよかっただけのことですね。
猫たちの咄嗟の動きを全部理解しているわけではないことを肝に銘じたい。
鯉三さん
今までも、ちょっとした油断で外に出てしまったことがあったのに、これまでは笑い話で済ませることも多かったのです。
同じようなことでも、場所や時間が違えば、こんなに危険なのだと痛感しました。
ラー君は子猫のときから鯉三さんのそばが一番なのでしょう。マメ君は逆に外の怖さを熟知しているから家の中が安全と知っているのかもしれませんね。
それに、写真で拝見する限り、鯉三さんのお住まいは日本の家屋とは間取りが違っていて猫たちの運動が十分に足りている気がしているのです。
投稿情報: iharaja | 2008/06/03 07:31
わたしも「結果は無事だった」と知っていながら、とても緊張しながら読み終えました。でも、さすがはiharajaさんです。このことをちゃんと詳細に記事にされるのですから。人間って、簡単に忘れてしまいますからね。こうやって形にしていくしかないと思います。
うちの猫たちは幸か不幸か全く外へ出ようという気配がないので、逆に油断を生みそうです。気をつけなければ。
投稿情報: 鯉三 | 2008/06/03 00:55
union-jackさん
驚かせてしまってm(__)m
その後、対策は施したと思っても、
猫テラスにいると大丈夫かなぁと見に行ってしまいます。
もう一つの猫テラスは天井の材料が見つからないので、未だに出入り禁止。
そう言えば、ここもちび平が脱出した所。
このときは下に屋根があって、そこからベランダに出てしまったしね。
無茶します。好奇心旺盛です。
特に若い猫はね、お互い気をつけなくてはいけませんね。
さくら母さんのことを読みました。怖いですね。
アニマルプラネットの「EMERGENCY VETS」をよく観ていましたが、
サプリをはじめ、人間が飲む薬を食べてしまい、
担ぎ込まれる犬や猫たちがとても多いのに驚きました。
小さな身体には危険すぎる量や元々摂取してはいけないものだったり。
治療の様子は見ているほうも辛いものだし、
最悪の結果になったケースもありました。
他山の石とせず、気をつけていかなくてはと思います。
投稿情報: iharaja | 2008/05/18 18:25
読んでいて、「手に汗握る」って感じでした・・・。
iharajaさんも、一気に冷汗が噴き出たんではないでしょうか・・・。
何事もなくて良かったです。
サビちゃんはどちらかというと「不動」(笑)って感じのコだったけど
夢ちゃんは相当「ハッスル」なコなので、時折私が冷汗って事もあります。
「ちょっとくらいこうしておいたほうが・・・」という、ニャンコを思っての事が
実はちょっと危険だった・・・って事もあるんですね~。
ニャンコ達は人間が思っている以上に力持ち(?)だったりするから
無理やり頭をねじ込んだりして、入っちゃいけない場所にも入ってしまうんですよね。これが結構怖いんだなー
でも、実際こういう事を経験して初めて私達が学習する部分もあるわけで
「完璧」なんて事はないんですよ、きっと。
この記事とはちょっと違う面からですが、私のブログにも「危険」なものについてupしてあります。一度リンク先をご覧になって下さい。
投稿情報: union-jack | 2008/05/16 21:41
とんちゃん
確かにね~、外を見ている姿って、時々切なくなることあります。
でも、中途半端に外への興味を掻き立てたのは私のせいだなぁとも思います。
君たちのため!と割り切る気持ちも大切だと今さらながら思いました。
本当にビックリさせてしまいましたねm(__)m
私も無事でよかったと、つくづく思います。
投稿情報: iharaja | 2008/05/16 07:29
genzoさん
ビックリさせてしまいましたぁ。m(__)m
私はしばらくはビックリしなくてもいいくらいビックリしてしまいました。
我が家も先代猫の宙は家の外にも散歩に行ってました。
家の壁から50センチ~1メートルの範囲しか出なかったので(笑)安心でした。
空も霄も外を知っているけど、ちび平は大丈夫と思っていたこともありますが、
脱走事件を幾度か経験し、それに若くて好奇心も旺盛だから、
最近は一番危険な存在です。
そうなんですよね、風の力、雨、湿気も物を劣化させますね。
紫外線も劣化を促すしねぇ。気をつけたいと思います。
お友達の猫、見つかってよかったけど、怖かったでしょうね。
それに脱水症状は怖いです。
投稿情報: iharaja | 2008/05/16 07:08