屋根付き、コンクリート打ちっぱなし。
車の止まっていない駐車場を独り占めだ。
暗い土の中で、何年も何年も、この日を待っていただろうに。
夏空を飛びまわることなく、尽きてしまった命の灯火。
自分たちの命を繋ぐべく、蟻たちが群がりつつあった。
長浜さまの帰り道、立ち並ぶ夜店。空腹の私に誘いがかかる。
(7月6日、長浜さまにて)
今年は、祭りに向けて作っていた時期、いつにも増して天候不順だったのか、
餅花にカビが生えてしまったそうだ。
厄除けのおみか餅も、自身のカビという厄は防げなかったか。
神社の祭りに神楽はつきものだ。
今は、どこの神社も地元の人の舞う神楽ではなく、いろいろな地域の保存会の遠征だ。
川霧などは、「wikipedia」に寄ると、
暖かい水面上に、冷たい空気が入り、水面から蒸発がおき、
その水蒸気が冷たい空気に冷やされて発生するもの・・・とある。
冷たい空気?
写真を撮る私の周りの空気、十分すぎるほど熱がこもっていた気がしたのですが…。
用事がてら、母と出かけた帰りに、西大分のKIHEI CAFEで食事をすることにした。
窓の外に、暮れなずむ風景が広がる。
料理を待っていると、目の前に現れたフェリー。12時間後には関西に着く。
ゆるゆると動き出し、滑るように別府湾へ。
そして、やがて、視界から消えて行った。
こういう光景を見ると、旅に出たくなるよね。
先日、自動車免許の更新に行った。
受付を済ませ、講習まで時間があるので、
移転して初めて行った運転免許センターの中をウロウロしてみた。
仮免・本免試験のコース図が展示さてれいた。
幾何学模様が並ぶデザイン画のように見える。
受験者は、車に乗り込む前に、必死で覚えるのだろうなあ。
自分自身がどうだったか、四半世紀も前のことで覚えていない(笑)
あのアーチをくぐろう。
「このまま、雨が上がるといいですね」
「そうですねぇ」
傍では、たぬきが聞き耳を立て・・・
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