巻積雲(それとも高積雲?)から一筋伸びた雲。少々細い気もするけれど、羽根雲と言っていいかな。
雲を見ていると、そのまま、ぼんやりと眺めていたくなります。悲しいかな、これを撮っているのは通勤途中でありました(笑)
広がる雲の右側は、なんだか波打ち際のようにも見えてきました。
実は雲が好き。空そのものも好きですが、雲を見るのはもっと好き。所用の帰りに、遠く由布山や鶴見山の尾根を這う雲が見え、何処からなら写真を撮れるかなと思いついたのが住吉泊地でした。
肝心の雲は遠景でわかりにくくなるけれども、灯台、高崎山、少し波の立つ別府湾もフレームの中に入れてみた。
釣り人に何が釣れるのか聞いたら、「小さなアジ」という答えが返ってきました。
山道に向かっていると夕立。すぐに雨は止み、代わりに山が白い息を吐く。
まだ強さを残した夕陽の光線が天頂に向かってまっすぐ伸び、白いヴェールのような雲に、まるで刷毛で刷いたような筋がいくつかできている。
この空色をした筋は、雲が透けて見えているだけなのでしょうか、それとも、本当に夕陽の刷毛が雲を消してしまったのでしょうか。
朝、天気が悪くなる兆候の雲「横雲」を見たが、夕方、本当に天候が悪くなってきた。鈍色の低く垂れ込めた雲から鋭く細い雲が下方へ伸びようとしている。まるで龍の足のようだ。この上に隠れて、雨を降らすか思案中なのかもしれない。
霊山(りょうぜん)の中腹を雲が横切っている。この雲を「山かつら」というらしい。
「山かつら」は、山頂や山腹を取り巻く蔓に見立てているらしい。「山の蛇雲」、「大蛇雲(おろちぐも)」、「雲の帯」などの呼び方もあるようだ。天気が悪くなる兆しの雲らしいが、まだ青い空が広がっている。
(参考文献:「空の名前」高橋健司 著)
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