どうしたのだろう。何か薬品でもこぼれたかな?
初めは、そう思ったのですが、違いました。
道路が白くなっているのは、消毒剤が撒かれているからでした。
「消毒剤あり」の立て看板を見て、合点と驚きが交錯した気がします。
今、この時期に施されているのは、口蹄疫を防御するものでしかあり得ない。
↓ 別のインターチェンジの写真。やはり、同じように消毒処置が施されています。
いずれのインターチェンジも、出口にのみ消毒剤を散布。
宮崎と大分の県境では、林道ではありますが、通行止めの箇所も出てきています。
また、宮崎に限らず、他県との県境では国道、県道で消毒ポイントを設置。
酪農家でも農家でもない私も、口蹄疫のことが、どうにも気になる毎日です。
阿蘇の野焼きや輪地切りへの参加が、そういう気持ちを強くするのかも知れません。
↓は、昨年4月に撮影した高森(阿蘇)の牧野。この牧野の先は宮崎県。
連なっています。
阿蘇の牧野関係者も気が気ではない毎日を過ごしていることと思います。
口蹄疫のことが、連日報道されている中で、初めて知ったことがありました。
宮崎県が全国の有名肉牛の主要な供給元のひとつだったことや、
阿蘇へ行く際に何度も前を通った大分県畜産試験場が、
実は当地のブランド牛、豊後牛の種牛を集中して管理している場所だったこと。
口蹄疫に関連した報道がなければ知らなかったことです。
いずれにしても、早く対策が効果を出して、収束して欲しいと思います。
疲労困憊している人たちに、安らげる時間が早く来ますように。
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【追記】
現地で実際に活動された方の或る記事に、殺処分した牛や豚を埋めるとき
その身体がぶつかり合う音がたまらないと書かれていました。涙が出ました。
命を人間の糧とさせてもらうために育てられている牛や豚です。
食用として生きる彼らの中では、どの段階で命を落とそうとも関係ないのかも
知れないなどと思ってしまうこともあるのですが、
それでも、やはり、もっと命を謳歌する瞬間を生きてほしいと願うのです。
勝手な思いでしょうか。
空ママさん☆彡
今回の口蹄疫のことは、いつも以上に色々と考えさせられました。
阿蘇に行っててもね、牛を見たら可愛くてね…。
これも食用なんだなと複雑な気持ちになることもあります。
でも、懇親会でバーベキュー楽しんでいる自分もいますしね。
やっぱり人間だけが自然の営みから外れているのかな。
投稿情報: iharaja | 2010/07/04 20:38
口蹄疫、怖いですね。
こんなにどんどん感染していくなんて、毎日ニュースで見るたびに心配になっていました。
人間に食べられるために飼われている命。
そのことを改めて、思ってしまいます。
ずっと前ですが、車で移動中、信号で止まっていた時に見た、トラックに乗せられた牛の優しい目が忘れられません・・。
投稿情報: 空ママ | 2010/07/04 12:46
latさん☆彡
ご無沙汰しています。昨年冬から、自分や家のことでバタバタしている内に
散歩が中断です。また、身体が重くなってしまいました。
口蹄疫は収まる気配すら感じませんね。
あと二か月もすれば阿蘇では輪地切りが始まるのですが、
今年は、これさえ儘ならないのではと危惧しています。
久住の大分県畜産試験場に豊後牛の種牛が集中していることは
今回、初めて知って驚きました。
数年前のことで記憶が定かではないのですが、
何かの調査で佐伯付近にいた猪が大分市の近くで確認され、その移動距離が
ニュースとなっていたように思います。
これが本当であれば、脅威に価すると思います。
以前の記事で、猪の子供が保護されたことを書いているのですが、
この仔達は確か宮崎の方にもらわれたと聞いた気がして、このうり坊達も
どうなったのだろうかと心配しています。
投稿情報: iharaja | 2010/06/28 07:21
union-jackさん☆彡
さすがに、九州は陸続き、しかも大分は隣県ということもあって、他の地域より関心は高いのですが、畜産や食肉に関わる人に比べ、一般の人の関心はかなり低いです。
獣医師会もかなり協力していますね。
私は、その呼びかけに応じた東京の獣医のインタビューもテレビで見ましたが、その時は今から出発という時でした。
もしかしたら、union-jackさんが見られたのはその方かもしれないなと思いました。
休院してまでの参加に感心したものでした。
大分県と熊本県の畜産・酪農の盛んな場所は隣接しています。
そして、宮崎は目と鼻の先。
野焼きなどで私が通うルートはまさにそのあたりなのですよ。
どちらかに飛び火してたら恐らく食い止めるのが困難な気がします。
野焼きで阿蘇に行ったとき、牛たちを見ると、
いつかこの仔達も食肉になる運命なのだなと思うこともあります。
そういう時は、少々センチメンタルになりますよ。
そして、牧野の人たちの大変さも少しは理解できる気もします。
早く、何とかしないと微力ながら参加している草原を守る活動も
無に帰する事になりかねないと思うこの頃です。
投稿情報: iharaja | 2010/06/28 06:22
Iharajaさんへ ご無沙汰しております.
「口蹄疫はウイルス・テロ」という噂が関係者の間で流れています.真意の程は分かりませんが,なかなか沈静化しない事態にイライラしている感があります.
久住の大分県畜産試験場に動植物のモニタリングサイトがあるのですが5月以降入れておりません.試験場内のふれあい広場(誰でも入れるエリア)が将来立ち入り禁止になるかも知れません.殺処分の現場では,救急車の要請が頻発しているそうです.獣医師の人たちの不慣れな作業でけが人が絶えないとのことです.大分の畜産関係の獣医さんたちはスタンバイ状態が継続.遠出が禁止されているとのこと….断片的な情報だけが色々と入ってきます.
私事ですが,最も心配しているのは,野生の動物(イノシシやシカなど)が感染しないか?ということです.これは単なる打撃ではなく,パニックが起こる可能性大です.ん~,有効な手立てが見つからない….
投稿情報: lat | 2010/06/28 05:54
マイキーさん☆彡
隣の県ですし、大分もひとごとではない気がします。
県境の消毒の件は、ニュース等で知っていたのですが、
さすがに大分市内でこういう光景を見ると、ついに来たかと思います。
私も宮崎がここまで全国の畜産に関わっている県だと知らなかった。
感染ルートがつかめないのが一番困りますね。
それに、道路や車の消毒、そして、殺処分しか対策がないのかということを知りたいものです。
豊後内の種牛は、今は国東の方に移動させたと報道されました。
投稿情報: iharaja | 2010/06/28 05:54