プライスコレクション「若冲と江戸絵画」#2
1月27日、土曜日の朝、家の前で車の距離メーターをゼロにして、
大分道、九州道を経由し、大宰府ICから国道3号線を久留米方面へ。
博物館のHPで見たアクセス図を頼りに、道を迷うこともなくたどり着く。
約2時間のドライブ。メーターを見たら、160キロの道のり。
1階から3階の特別展示室までは一気にエスカレーターで上がる。
まず、プライス氏が初めて出会ったという
若冲の「葡萄図」の一幅が出迎えてくれた。
伸びる先をしたたかに窺う蔓、節だった枝、
まだ鳥についばまれることなく葉に見え隠れる実。
植物を描いているのに何やら緊迫感すら感じる。
余白がこの緊張感を作り出しているような・・・・。
さて、この絵を見ていきなり入口に引き返す。
と言っても見るのを中止したのではなく、
音声ガイドを利用しようと思ったからです。
伊藤若冲を知らず、日本画にも詳しくはない。
自分の思い描く水墨画と少々趣の違う「葡萄図」。
ここは、音声ガイドでポイントを押さえた方が
得策ではないかと感じたわけです。
(ところで、「葡萄図」は第3展示の作品でした。
鼻から順路を間違えていたようです。
再び、見始めたときは作品目録にしたがって
会場内を回りました。)
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