猫好き、ミステリー好きを豪語(?)する私としては、
猫探偵の正太郎君を今まで知らなかったのは少々口惜しい。
でもまあ、こうして出会えて一気に読んで良しとしましょうかね。
柴田よしきさんの猫探偵正太郎の冒険の1冊を手にしたのは2週間前。
それから、立て続けに読んでしまいました。
●「ゆきの山荘の惨劇」(角川文庫)
●〔猫探偵正太郎の冒険シリーズ〕(光文社文庫)
・「猫は密室でジャンプする」〔1〕
・「猫は聖夜に推理する」〔2〕
・「猫はこたつで丸くなる」〔3〕
・「猫は引越しで顔あらう」〔4〕
※冒険シリーズ〔3〕まで琵琶湖畔の大津市に住み、
〔4〕で東京の神楽坂に移り住む。
正太郎はとても魅力的な猫です。
そして、同居人の桜川ひとみさん(あまり売れていない推理作家)や、
名付け親の浅間寺の親父さん、幼馴染の犬のサスケ、近所の猫仲間…
登場する人物およびワンニャン諸君も実に愉快。
正太郎の語りで進むこともあれば、時に同居人とは違う人物の語りで
展開することもある。
ニヤニヤしながら、読み進むことが多いのですが、
「猫は引越しで顔あらう」の中の「折鶴」には涙をボロボロ流した。
人間と直接話ができるわけではない正太郎が事件を解決に導き、
それが、ひとみさんや親父さんになんとなく伝わる。
伝わると言うより考えがシンクロする感じかな。この感覚がいいのです。
そうそう、「消える密室の殺人(猫探偵正太郎の上京)」(角川文庫)を
早く手に入れなければ・・・。
我が家の猫たち。本のタイトルを真似してみました。
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